♪.ＴＰＰ通信発

　最近ＴＰＰという言葉を聴かなくなりました。どうやらトランプ政権発足後に、日本が推進するＴＰＰが行き詰ってしまったようです。しかし、これとて元を正せば、最初はアメリカが一方的に日本に押し付けていたものなのです。
　今、大騒ぎをしていたその当時を改めて振り返ってみますと、なんとも不思議な気がいたします。

　時の流れは一切を無常とします。これはその当時、ＴＰＰで揺れ動いていた葛城村チンプイ放送から聞こえていた葛城山彦とご隠居さんとの会話です。

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｢私、いまだにＴＰＰの意味がよく解りません。
それで、となりのご隠居さんに伺うと｣

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｢あんた、そりゃＤＤＴの新商品だよ｣
｢あたしゃ子供の頃まっ白になるほどそれを頭からふりかけられたよ」
｢なんせ、あの頃の日本には、ふりかけるものといえば味の素とＤＤＴぐらいしかなかったもんでよナ」
｢そもそもＤＤＴつうのは進駐軍が日本に上陸する際、空からふりかけるために持ってきたもんでよナ」
｢なんせ、あの頃の日本にはシラミとノミがうじゃうじゃおったでナ」
｢とにかく米軍つうのは空から何でもふりかけるのが好きでな、爆弾に焼夷弾に枯葉剤…」
｢ウーン、今度はＴＰＰをふりかけてきおったかや。…んナ」

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ウーン、では皆様、護摩の灰をふりかけながら例の呪文を唱えましょう。

　けっこうけだらけ　ねこはいだらけ
　　　　　　　　チチンプイプイ　たむろっど

結構でございました。

　この呪文は、我が先祖がまだ大和の葛木山にいました頃に、葛木の一言主大神より伝授されたものでございす。呪力のほどは保障できませんが、ノミや政治蚊に刺されたときに唱えると気分が非常にすっきりいたします。