昭和は遠くなりにけり

古代に思いを馳せ、現在に雑言す。・案山子の落書・

ランキングサイト。

 最近、健康食品メーカーの大幅値下げの宣伝が目につきます。思うに、これは少子高齢化によるものかもしれません。おそらく健康食品利用者数が最大限に達し、減少に転じ始めたことによるものと見えます。
 日本は既に高齢化社会に入っていると言われていますから、ここ迄は健康食品利用者数が右肩上がりであったことは確かでしょう。しかし、これからは同じ高齢者といっても後期高齢者と呼ばれている人の割合が増えてきます。この後期高齢者と呼ばれる人達は健康食品よりも病院の処方箋による薬を利用する機会の方が多くなってきます。つまり、少子高齢化社会では、新たに健康食品を利用する人より後期高齢者となって健康食品を止めていく人の方が多いということになります。
 思うに、おそらくこれから健康食品メーカーの熾烈な競争が始まるのかも知れません。また、このことはユーザー数が最大限に達しているその他の分野でも起こることですし、もしかしたら既に起こっているのかも知れません。

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 話が少々飛びますが、最近、ランキングサイトにはまり込んでしまいまして…
最初は、もう少しアクセス数を伸ばせないかと思って、ブログでよく見かけるそうしたサイトをただ利用していただけなのですが、欲が出たというか、もう少し良い利用の方法はないものかと思ってあれこれと調べていますと、こうしたサイトが沢山あることをつい最近になって知ったわけです。
 確認をしたわけではないのですが、こうしたサイトが50ほどあるのだそうです。また、これも確認をしたわけではないのですが、この50という数、無料ブログの数よりも多いのではないかと思ったりもしています。
 思いますに、こうしたサイトが多いのは、やはりブログの最終目的が集客にあるということとかかわってくるからでしょう。集客という言葉はアフィリエイトの解説では頻繁に出てくるようですが、無料ブログのユーザーもある意味では客とも呼べるわけですから、ブログユーザーの多いサイトは集客力があるということになるのでしょう。

 ただ、少々気になることがあります。無料ブログの検索サイトを開くと、アフィリエイト関連のものばかりで、無料ブログの紹介サイトが殆ど姿を消してしまっています。私が4、5年前に見た時は無料ブログの紹介が殆どだったのですが、ネット社会の4、5年というのは一昔以上の観があるようです。

 ところで、どうしてアフィリエイト関連のものばかりが増えたのだろう。聞けばブログの高齢化が進んでいるといいます、あるいは第一線を退いたある意味でのプロがブログを第二の職場としたのだろうか。しかし、そうしたブログを老害などと言う輩が多いことから必ずしもそういう人たちばかりでもないのかもしれません。
 そうなりますと、健康食品と同様にアフィリエイトにも翳りが見え始めたということなのでしょうか。それはともかく、アフィリエイトというのはなかなか魅力のあるように見えます。ただ、私のブログは黴臭い歴史と、鼻水交じりの愚痴ですからどんな広告が出来るのかなかなか難しいと言う他はなく、ただ幸いというかそうでないと言うか、はてなブログさんが私のブログに広告を載せているのでこれを見て参考にしてはいるのですが、これでいいのかなはてなと言った感じです。

 まあ、それはそれとして、このたびサイドバーにランキングサイトのバナーを貼りました。
 最初は遠慮がちに貼っていたのですが、このたび考えを変えまして、いっそのこと沢山貼ってやろうと…
 マア、なにごともお客さんあってのものだねですから…
別けても損を覚悟のお客様は神様です。

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皆様、今回だけは三波春夫の お客様は神様です と参りたかったのですが、
なにぶん未だに無料ブログから抜け出せない身、今回も村田英雄の定番で参ります。

 皆の衆 皆の衆
  どうせこの世は損なもの
   損じゃないかエー 皆の衆 ソン ソン

お客様は神様です。

なお、この記事はかなり前に書いた記事です。消費期限をだいぶ上回っていますが、食品まして健康食品等ではありません。安売り投売りはいたしません。と言うより、勿体無いということでしょうか。自分の書いた記事、大切にしましょう。それに何より経時劣化するものでもございません。

♪.葛城村統合型リゾート施設JA。

 政府の提唱するIR法案が成立し、葛城村でもこれの誘致に向けてなにやら騒いでいるようです。とりあえずはチンプイ放送でも聞いてみますか。

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「村議会が、統合型リゾート施設JAの誘致に向けてなにやら画策しているようですが」
「今回のこうした動き、ご隠居さんにはどう映りますか」

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「そうじゃのう、良いか悪いかは別として、葛城村は小さいからのう、こうした施設の場合は村全体を利用することになるかのう」
「マア、結果としてはラスベガス以上にラスベガスになるということかのう」
「それともアトランティックシティと言った方が好いかのう」
「マアいずれにしてもじゃ、要するにじゃ、村の中に統合型リゾート施設があるという型ではなくて、統合型リゾート施設の中に村があるという型なんじゃよ」

「ただのう、そうなるとワシらの生活も変えていかにゃーいけんようになるでノー」
「今までは牛や豚や鶏を相手にしとったのが、これからは人様を相手にしなきゃーならんようになるんじゃよ」
「なんせ人つう生き物は、牛や豚とちごうて飼育の難しい生き物でナー」

「それにじゃ、今度の場合は牛や豚や鶏のようにただ太らせて村から送り出せば良いというわけにはいかんのじゃよ」
「なんせカジノがあるでのう」
「太らせて送り出したんでは村の損じゃし,そうかといって痩せさせて送り出したのでは村の恥じゃし、それに何より寝覚めが悪い」
「それにじゃ、いくらメタボの時代とはいえ、財布まで痩せさせるのはどうかとなー」

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 皆様。痩せ薬でお悩みの皆様、
ぜひ葛城村メタボ健康カジノへ

 けっこうけだらけ ねこはいだらけ
        チチンプイプイ たむろっど

どうやら御気に召されなかったようで…。

みわ山。

 世間は私のことを修験道の祖などと誤解しておられるようですが、私は先祖代々公共土木を担当するしがない役人の一人に過ぎないのでございます。ただ、その当時一世を風靡していたフジワラノミクスに異を唱えただけなのでございます。
 今もって脳裏に焼きついてございますが、それは大変な工事でございました。何せ、赤駒の腹ばう田居を都にするのでございます、多くの役民が犠牲となりました。思い出すのもつろうございますが、私はその役民を監督する立場にあったのでございます。

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 思いますに、フジワラノミクス以前は、宮作りや寺作りが役民の主たる仕事でございました。各地から集められた役民は、畿内の主に河内と大和でございましたが、宮地や寺地に分散させられ、それぞれの作業に従事していたのでございます。
 また、宮や寺の用地はほとんどが高台に準備されてございました。これもできうる限り田畑を避けるべく配慮されていたためでございます。そのため、畿内には田畑に適した平坦な土地がたくさん残っており、役民のほとんどはそのまま畿内に留まり農民として暮らしていけたのでございます。また、それが古墳作り以来の政府の方針でもございました。

 しかし、この度のフジワラノミクスの方針は当初からそれらとは様相が異なってございました。広大な都市計画用地から先ず農民を追い出し、次いで役民を一箇所に集めたのでございます。とうとう、役民インフレが始まったのでございます。徴発し、連行して働かせてしまえば後はほったらかし、徭役を終えた役民は即各人の故郷に帰らなければならなかったのでございます。
 しかし、帰るとはいっても貨幣制度の無かった時代、宿も商店も無かった時代のことでございます。多くの農民が路上にゆきだおれたのでございます。また、田を追われた農民達も遠隔の地に移動しなければならず、その多くは路上の露と消えたのでございます。

 思うに、フジワラノミクスは強者をさらに強くし、弱者をさらに弱くするという政策でございました。弱者は強者に利用されるだけ、病に倒れようと、路上に倒れようと顧みられることは無かったのでございます。しかも、中央では役民と、その役民の行き倒れに溢れ、地方では一家を支える働き手の不足に喘ぎ、中央と地方の格差は日増しに広がるばかりでございました。ついに、インフレ格差、デフレ格差の嵐が日本列島に吹き荒れたのでございます。

 かって私は、この造都の計画の持ち上がった天武天皇の初めの頃、この計画には上記のような恐れがあるとして、計画中止を進言して了承されたことがございました。しかし、今回は無駄でございました。それで私は、せめて造都の犠牲になった人々の霊だけでも都の鬼門に当たる三輪山に祭るように政府に進言したのでございます。また、そうしなければ、それらの霊が鬼神となって都に害をなすとも進言したのでございます。
 しかし、政府は、弱者の霊など恐るに足りぬと突っぱねたのでございます。いやはやフジワラノミクスは霊魂の世界にまで浸透していたのでございます。なぬともはや、フジワラノミクス時代の靖国神社、それが三輪山だったのでございます。
 それで、私はこれらの霊を我が母なる葛城山に祭ったのでございます。実を申せば、この山は立派な裏鬼門の山だったからでございます。当時、裏鬼門を知る者は居らず、私事としての裏鬼門祭りでございました。しかし、この事はやがて人の知るところとなり、葛城山に鬼神が居るとの噂に変わり、今日伝えられている金峯山と葛城山との間に橋をかける行者の話となったのでございます。

 考えてもみてください、孔子様でさえ〝鬼(神)に仕えることあたわず〟と述べられています。どうして私のような未熟者に鬼神がこき使えましょうか。また、先祖代々の職掌とはいえ哀れな役民を使うことに戸惑いを感じ、優婆塞となって葛城山にこもった一介の私人、どうして金峯山と葛城山との間に橋などかけられましょうか。それに、聞きますれば今日に於いてさえ地方道に橋がかけられないと言うではありませんか。

 今思いますに、フジワラノミクスと浮かれていますうちに三輪山法案が成立し、私は体よく伊豆に追いやられたのでございます。しかし、考えてもみて下さい、国を支え、藤原の都を作ったのは名もなき役民でございます。今日では、外国人労働者とか。
 それにしても、聞きますれば、靖国神社にはこの国を支えた名も無き戦災庶民の霊が祭られていないとのことですが、千数百年を経たこの国の形、何ら変わっていないということは藤原政権いまだに健在ということなのでございましょうか。

 ところで、『古事記』では三輪山の神が巻子紡麻(へそを)を三勾(みわ)残したといいます。今、政府与党のおかみは三本の矢を残そうとしています。インフレ経済成長に憲法改正に博打法案、どれも残ってほしくないものばかりでございます。

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藤原の身駆使ならぬ阿部の身駆使に呪われた皆様。また、これをお読みの皆様方にだけ
三本の矢を払う特別な呪文を お教えいたしましょう。

色即是空 空即是色
 因果は巡る風車 チンチンポイポイ ポイ捨て
  要らないのいらないの 飛んでけー

結構でございました。

 少々遅れ馳せの気もいたしますが、誤解の無いよう申し上げておきます。この呪文はオカマになるための呪文ではございません。なにとぞ誤解の無きように。

玉砕の島。(どこ吹く風 d11 社会と意識)

 遠い昔、沖縄は西表の島をさまよったことがあります。下に載せるのはその時の事を思い出しながら書いた記事です。その記事を書いてから既に3年。西表からだと40年以上が経過しています。時の流れというものは、本当に早いものです。

 「時が解決してくれる」 昔何度も聞かされた言葉です。しかし、解決できないものがあります。益々複雑になって行くものがあります。古い話でございますが、暇ならどうぞお読みください。誠惶誠恐、頓首頓首。

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 かって、日本は太平洋のあちこちに玉砕の島々を築いた。ガダルカナルより始まるこれらの島は、赤道を越え、フィリピンを越え、グァム、テニアンサイパンへと続き、硫黄島を経て沖縄で終わる。それらは、あたかも日本を終戦あるいは敗戦へと導く一里塚のように日本に向かって連なっている。
 それにつけても、不思議なことには、多くの悲劇を抱えたはずの島々なのに、何故かそれらの島々はすべて美しい珊瑚礁を抱え、玉を散らしたようにその海面を輝かせている。

 最近、日本の世論の中に沖縄の米軍基地存続を当然視する声が増えているとか。その一等の理由が中国脅威論とか。確かに、尖閣での中国との軍事衝突は避けられないものかもしれない。しかし、そのことと沖縄の在日米軍存続とは何の因果関係も無い。
 そもそも米国は、なぜ長い間沖縄を占領し続けたのか。

日本国の主権は本州、北海道、九州及び四国ならびに吾等の決定する諸小島に限られなければならない。

 以上はウィキペディアに載る『ポツダム宣言』の内容の一部です。これによると、当時沖縄は日本の固有の領土とは認められてはいなかったようです。今日、尖閣問題が取りざたされているようですが、本来なら沖縄が取りざたされなければならないのかもしれません。つまり、もし沖縄に米軍基地が必要であるとするならば、それは沖縄が独立した場合にのみ限られることではないのだろうか。

アメリカの欲、日本の欲、そして中国の欲、沖縄は再び玉砕の島へと追いやられている。
 そもそも、沖縄に住む者以外の者に、沖縄に米軍基地が必要などと言える資格や権利などありはしない。

 

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なぁーんも なぁーんも
寛容 寛容
へば 寛容

何事も寛容寛容へば寛容、誠惶誠恐、頓首頓首。

ファイナンシャルローン病み金。

 金あっての現代社会、一攫千金を夢見ても子ネズミの身であってはネギをしょった鴨にされるのがこの世の定め。金は貧しきから富める者に流れ、権利は弱者より強者に託される。資本主義と呼び、民主主義と言うが、貧者や弱者から離れた金や権利が再び彼らの元に還ってくる時は、インフレ・増税・福祉切捨て、見る影もないほどやせこけた姿をしています。

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 ゼロ和ゲームとかゼロサムゲームとかという言葉があります。これは一方が得をしてもう一方は損をするという意味らしいのですが、そもそもこれはゲームですから勝ち負けつまり損得があって当然ということでもあります。
 本来、こうしたゲームはどちらか一方の持ち金が無くなる、つまりゼロとなればそれで終わりとなるのですが、最近は借金をしてまでこれに注ぎ込むということですので、あるいはゼロと呼ぶのは適切ではないのかもしれません。
 ただ、ゲームが終わり、このゲームの場を離れる時、誰かの財布の中をゼロと表現することに何ら差し障りのない事もまた確かなことです。

 ところで、近頃無料ゲームで借金をしたなどという話をよく耳にします。これはゲームへの参加は無料だが、ゲームを主導するためのアイテムを揃えさせて金を取るというアイテム課金という仕組のついているインターネット上でのゲームに参加したことによるものです。
 思うに、嘗てこうしたネットゲームが子供達を夢中にさせ、多大の課金を請求されて社会問題視されていた時期がありました。また、それはそれほど遠い昔のことではなかったはずなのですが…
 にもかかわらず何故か最近では大人がこのゲームにのめり込んでいるとか。

 世の中物にあふれてはいます。しかし、全てが自分の物になるわけではありません。持つか持たざるか。いや、持てるか持てないか。思うに、物と人の間には常に有料という名の溝があります。あるいは、この溝を無料という名のゲームが埋めたのかもしれません。しかし、俗にも「ただより高いものはなし」と言います。正にこのようなことを言うのかもしれません。無料だからなどと高をくくっていると酷い目に遭います。
 あるいはこの無料ブログもそうなのかも知れません…

 また、それにつけてもと言って良いのかどうか…、しかし話は続けましょう。周知のように、無料といえば選挙の投票も無料であります。しかも、なんとこれにはネットゲームそっくりの議員課金の仕組みもついているのです。従って、無料だからなどと高をくくって、ちゃんとした議員を選ばないと借金を背負わされる羽目に陥ります。
 さて、聞くところによれば今日日本人は一人当たり一千万円近くの借金を背負わされているとか。正にこれは日本人が長年に渡って、ちゃんとした議員を選んでこなかったことの証と受け取れます。
 しかし、選挙投票、あるいはこれ自体がそもそも一種のアイテム課金ゲームであったというだけのことなのかもしれません。

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皆様、長い間議員課金を払ってきた皆様、
ファイナンシャルローン病み金よりのお知らせでございます。

 皆の衆 皆の衆
  どうせこの世は損なもの
   損じゃないかエー 皆の衆 ソン ソン

お一人様、ご案内。